エンジンスターター症例別エラー音
エンジン始動できない場合や動作を中止する場合、車載ユニットからエラー音を鳴らします。
エラー音の種別(鳴り方)によって原因を推測することができますので、確認を行ってください。
※アンサーバックモデルの多くは、エラーにより動作を中止した場合、次に正常終了するまでの間、始動確認の操作(Eボタンの2回押し)でもう一度エラー音を鳴らすことができます。
症状:メーターパネルに通電せず、リモコンもエラーになる
-
内容:セルモータ始動を行う前にオルタネータ線に電圧を検出した
- 対処:オルタネータ線(白線)の接続先と電圧を確認。
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内容:ドア開を検出した
- 対処:ドア開検出線を接続している場合、ドアが開いている状態ではエンジン始動を行いません。
= ドア開検出線の接続先 =
ドア開検出線は、運転席ドアの開/閉に応じて、次の電圧が得られる配線に接続します。
ドア開:0V (2.5V±1.5V以下)
ドア閉:12V (2.5V±1.5V以上)
d. 車載ユニットのエラー音: ピー ピー
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内容:バッテリーの電圧が正常範囲外
- 対処:バッテリーの電圧やハーネスの品番、ハーネスやアース線の接続先を確認。
症状:短時間メーターパネルに通電するが、セル始動を行わず動作を中止する
e. 車載ユニットのエラー音: ピピピッ ピッ
- キー飛び込み検出 (IGを立ち上げた際、セル始動線に電圧を検出)
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対処:車種別専用ハーネス適応表に「特殊制御(キー飛込み)をOFFに変更してください」が記載されている車種は、取扱説明書に従い、特殊制御の設定をOFFに変更してください。
車種別専用ハーネス適応表に設定変更の記載が無い車種で発生する場合、アイドリング中のセルモーター飛び込みや、セルモーターが回りっぱなし(焼損)を招く恐れがございますので、
防安全のためエンジンスターターの使用を控えてください。
f. 車載ユニットのエラー音: ピー ピッピッ
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内容:ブレーキ検出線に信号を検出した
- 対処:ブレーキ検出線の接続先やブレーキペダルの操作をご確認ください。
フットブレーキスイッチにブレーキ検出線接続時を接続している場合、ブレーキペダルを踏んでいる状態で始動操作を行うと、上記のエラー音で動作を停止させます。
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内容:エンジン始動失敗 (セル始動信号を出したが、始動確認が得られなかった)
- 対処:
1. ハーネスの品番や接続に誤りがないか、ご確認ください。
*S-117 ハーネス:端子付き桃色線が車輌と正しく接続できているか確認ください。
*H-112C ハーネス:5Pinカプラや7Pinカプラをヒューズボックス部に接続しているか確認ください。
(5Pinカプラが未接続の場合、上記エラーとなります)
*H-117ハーネス:ヒューズボックス部に接続しているか確認ください。
(キーシリンダー部に接続すると、上記のエラーとなります)
*N-107/N-109ハーネス:2Pinカプラ/6Pinカプラを接続しているか確認ください。
2. J-91IIを使用する車種の場合、各配線の接続方法やアンテナ位置、エンジン始動が可能な予備キーかをご確認ください。
h. 車載ユニットのエラー音: : ピッピッピッ
-
内容:ユニット内の回路異常 (溶着検出)
- 対処:点検/修理をご依頼ください。
症状:セル始動を行うが、エンジンがかからない
i. 車載ユニットのエラー音: ピー ピー ピー
(リトライ機能のある機種は、数秒後にリトライ動作を行う)
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内容:エンジン始動失敗 (セル始動信号を出したが、始動確認が得られなかった)
- 対処:
1. エンジンイモビライザー装備車で、イモビ解除ができていない場合。
→ イモビアダプターの品番や接続先、イモビIDの登録作業 等々をご確認ください。
2. エンジンスターターはセル始動を完了したのに、電圧上昇やオルタネータ線(L端子)
に信号が得られず、始動判定ができなかった。
→ 始動判定方法の設定を「特殊判定」に変更し、お試しください。
→ 一時的にエアコンやオーディオ等をOFFにし、バッテリーの負担を軽くして確認する。
エアコン等をOFFした状態で正常であるなら、オルタネータ線を接続。
症状:エンジンが始動しても、しばらくしてエンジンが停止する
j. 車載ユニットのエラー音: ピー ピー ピー
(10秒くらいで止まり、リトライ機能のある機種は、リトライ動作を行う)
- 内容:エンジン始動失敗
エンジンスターターはセル始動信号を出したのに、バッテリー電圧の上昇やオルタネータ線(L端子)に信号が得られず、始動成功と判断できなかった。
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対処:
1. 始動判定方法の設定を「特殊判定」に変更し、お試しください。
2. 一時的にエアコンやオーディオ等をOFFにし、バッテリーの負担を軽くして動作を確認ください。
エアコン等をOFFした状態で正常であるなら、オルタネータ線を接続してください。
k. 車載ユニットのエラー音: ピー ピー ピッピッピッ
(1分半くらいで中止し、リトライ機能があってもリトライを行わない)
- 内容:エンストと判断
始動確定後、成功と判断した条件(電圧上昇やオルタネータ線の電圧)が失われた。
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対処:
1. 始動判定方法の設定を「特殊判定」に変更し、お試しください。
2. 一時的にエアコンやオーディオ等をOFFにし、バッテリーの負担を軽くして動作を確認ください。
エアコン等をOFFした状態で正常であるなら、オルタネータ線を接続してください。。
l. 車載ユニットのエラー音: ピー ピッ
m. 車載ユニットのエラー音: ピー ピッピッ
- 内容:ブレーキ検出線に信号を検出した
- 対処:ブレーキ検出線の接続先やブレーキペダルの操作をご確認ください。
フットブレーキスイッチにブレーキ検出線接続時を接続している場合、アイドリング中にブレーキペダルを踏むと、上記のエラー音で動作を停止させます。
- 内容:ドア開を検出した (ドア検出線を接続している場合)
- 対処:エンジンスターターでのアイドリング中にドア開を検出すると、上記のエラー音でエンジンを停止させます。
= ドア開検出線の接続先 =
ドア開検出線は、運転席ドアの開/閉に応じて、次の電圧が得られる配線に接続します。
ドア開:0V (2.5V±1.5V以下)
ドア閉:12V (2.5V±1.5V以上)
o. 車載ユニットのエラー音: ピッピッピッ
- 内容:ユニット内の回路異常 (溶着検出)
- 対処:点検/修理をご依頼ください。
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